脇役ではあっても、和平使節の暗殺事件の証人として、重要な役割を演じるのが、白樺亭で働く少女サラです。
昨日、サラファーンの星公式サイトのキャラクターページに、マリアとともに、サラのイラストを追加、公開しました。
上の絵は、わたしの水彩色鉛筆のスケッチ。これが、デザイナーの畠山さんの手にかかると、サイトに掲載の、雰囲気のあるCGに変身(*^_^*)
(相関図の小さな絵をクリックすると、大きなイラストと人物紹介がご覧いただけます。)
ちょうどこのブログで、だいふくさんから、キャラ裏話としてサラのリクエストをいただいていたので(だいふくさん、ありがとうございます!)今日はそのお話を。
戦争拡大のきっかけとなる暗殺事件の実行犯と、彼を手引きした精鋭部隊〈白き竜〉の隊長が密会していたのが、都の郊外にある宿屋、サラのいる白樺亭。
サラは、お忍びでやってきた客が、〈白き竜〉の隊長だと気づきます。初恋の人だったからです。しかし、彼の方では彼女のことを忘れていました……。
公式サイトの人物紹介では、そんな彼女の切ない想いがあらわれたセリフ
「あの人は少年みたいな目をしていました。純粋で、きらきら輝く目を……」
を選んでみました。
やがて事件が起こり、サラは、隊長が暗殺の実行犯と密会したことを証言する立場に。
そして、事件の聞き込みに来た〈イリュリア〉の諜報員パーセローは、サラに一目ぼれしてしまいます。
はたしてパーセローの恋は実るのか? サラは、どんな選択をするのか?
その行方は、まったくわからなくて、最後までハラハラしました。
サラは、義父の虐待を受け、心に傷を負う孤独な少女でもあります。
そんな彼女には、愛犬のウィスパーが、いつもそっと寄り添っていますが、まだら模様のあるこの猟犬の姿が浮かんだとき、ふと、この犬も前の飼い主から虐待を受けていたのかな、と思いました。
また、サラに恋するパーセローは、きっと犬が苦手なんだろうな、という気がしました。
気の毒ですよね。恋した彼女が、犬が好きなのに、自分は苦手だなんて。わたしだったら、いやだなぁ。なのに、どうしてそんなふうに浮かんじゃうんでしょう。ごめんね、パーセロー。
サラは書きながら次第にわかってくるタイプのキャラクターで、のちに、パーセローの相棒ステランや、その妻マリアとも関わってきますが、最初そんなことは全然わかりませんでした。
ましてや、黒のジョーまで、彼女のことを耳にするようになろうとは。
それでも、サラのことは、とても信頼の置けるキャラクターだと感じていました。
信頼が置ける、とは、放っておくと、自然と物語を導いてくれる、という意味です。
サラはそんな頼れるキャラのひとりです。ありがとう、サラ。
セコメントをする