文庫版のジャケットは鈴木康士先生。このイラストを見たときもびっくりしました。
ルシタナのイメージが、わたしが思い描いていた以上にルシタナに近かったからです。
ルシタナは父に武術を習い、母の勇気と芯の強さを受け継ぎ、愛情を一心に受けて
銀の森でのびのび育ちましたが、心の奥には、
人とフィーンのあいだに生まれた、たったひとりの存在としての孤独を秘めています。
ジャケットのルシタナのまなざしには、そんな強さと悲しみとともに
どこまでも信念を貫く意志を感じました。
ところで、こちらは前回載せた『星の羅針盤』の続きです。
あの単行本の『星の羅針盤』は、長いブランクを経て本を出す新人同然の著者の本でした。
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