で、今回は、リーのお話でしたね。
薬草使いの少年リーは、姉のラシルとともに、
『ユリディケ』の新バージョンにあらたに登場するキャラクターです。
ここでちょっと、前日譚〈サラファーンの星〉のお話を。
最初に『ユリディケ』を書き終えて、サラファーンに取り掛かったとき、
冒頭の詩「ユリディケの歌」を書いた詩人を、登場させたいと思いました。
『ユリディケ』では、その詩のほかは、
伝説の詩人として、物語中にちらっと名前が出てくるだけですが、
二千年前は、(詩人となる前に)
ルシタナとなにか縁があったに違いないという気がしたのです。
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