テレビをつけてまたドキドキ。
やがて、無事、小惑星りゅうぐう着陸に成功したというニュースが!
初代はやぶさの劇的な帰還から9年。
「本日、人類の手が新しい小さな星に届きました」
プロジェクトマネージャーの言葉に、胸がいっぱいになります。
着陸予定地が、直径100メートルから急遽6メートルになっても
一丸となって乗り切った、素晴らしいチームワーク。
訓練をしつこいくらいして、しつこいくらい観測をしてきた、
そのしつこさが実ったとのこと。
生命はどこからきたのか? 壮大な謎に迫るのは、小さな小さな探査機。
広い宇宙空間でひとりぼっちでミッションをこなす、はやぶさ2の孤独な旅……。
無事に還ってきてくれることを祈りつつ、3億4千キロの彼方に思いを馳せます。
ところで、ハヤブサ(隼)という鳥は、小さいけれど、超高速で飛ぶそうです。
急降下の速度は時速400キロ近いとか。
その姿もほれぼれするほど美しいです。
サラファーンの物語の終盤に、主人公たちを助ける重要な脇役が登場します。
葡萄園の主(あるじ)の右腕で、無口だけれど、一本筋の通った若者。
裏社会に通じ、隣国のレジスタンスにも、物資を流しています。
彼の愛称は〈隼〉。顔にハヤブサの入れ墨があります。
〈隼〉は、わたしの頭の中に、ある日ふらりと現れて動き始めました。
(なので、はやぶさ2を見守るようにかなりドキドキしました。)
入れ墨とともに、その名が浮かんだのは、勇猛果敢なハヤブサのイメージだけでなく、
9年前の初代はやぶさの勇姿が心に残っていたからかもしれません。
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