先日、『ユリディケ』のアイデアを打ちあけたとき、真摯に聞いてくれて、それ以来
ずっとわたしを信じてくれた友だちのことを書きましたが、今日は、時を同じくして
創作に身を捧げていた友だちとのエピソードを。
彼女は高校のクラスメイト。
大学では美学美術史を専攻し、卒業後、繊細で独創的なクラフトアートをデザインし、
その作品を載せた本を作ろうとしていました。
ちょうどわたしも『ユリディケ』に取りかかったところでした。
そこでお互い、半年で本を仕上げようと約束したのです。
期限がないと、いつまでもぐずぐずしてしまうから、と。
半年後、彼女は本の草案を完成させ、わたしも初稿ができていました。
そして、その後、わたしたちの本は、それぞれ世に出ることになったのです。
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