鳥の言葉がわかったら……
2020-03-28


論文は全部英語になってしまうようで、詳しい解説は載っていないのですが、
先生の日本語のサイトを発見。
TOSHITAKA SUZUKI WEBSITE 

シジュウカラの可愛い卵がご覧いただけます。

サラファーンの物語にフィーンのような種族を登場させたのは、
鳥の言葉がわかったらいいなぁ、という憧れからかもしれません。
不老長寿の民フィーンは、自然と調和して生きている種で、特に、その中でも
預言者や、ヨルセイスと言ったキャラクターは、つねに自然の声に耳を傾けています。
人間のキャラでも、言葉が話せず、片耳しか聞こえない少年シャンベルは
両方聞こえる人よりも、ずっと多くの「声」を聞いています。

わたしは、憧れるばかりで(緑の親指に憧れるのに、植物枯らしちゃうように)
鳥語がわからないのですが、ひとりで散歩しているときや、庭先で、
よく鳥や虫に話しかけます。
(ただし、誰かが近くを歩いている時は、しないよう気をつけています。)

何年か前、ゴミ出しに出た時、ゴミ捨て場にカラスがいました。大きなカラスで
怖くてゴミが捨てられなかったので、「ごめんね。ちょっとどいてね」と言ったら
とってもやさしいオーラを発し、ぴょんぴょんと飛んで、どいてくれました。
なんて賢いの!と感激しながら、「ありがとう」といってゴミ出しをしました。

そして先週、やっぱりゴミ出しに言ったときのこと。
集収所に向かっていたら、カラスが飛んできて、「カア〓カア〓」と鳴いて、
電柱のてっぺんにとまりました。
思わず立ち止まって、カラスを見上げ、「おはよう」と言うと、次の瞬間、
落とし物を…。
真っ白なそれは、風にのって、見事な放物線を描きながら、わたしの2メートル
前方に落下。
もしそのまま歩いていたら、ちょうど頭上に落ちてきたところでした。

あの「カア〓カア〓」は、「おはよう」じゃなくて、「これから、落としますよ」
だったのかな。
カラスはわたしの言葉(どいて)がわかったのに、わたしにはカラスの言葉が
わからなかったというわけですよね。
(もっとも、どいてくれたのは、単にうざったかったからかもしれないけれど。)

ああ、いつか、鈴木先生のように、鳥たちの言葉がわかったらいいなぁと
憧れは、ますます募るのでした。

禺画像]

こちらは、サルスベリの木の下から顔を出したすみれ。これ、とっても小さいんです。
(左に白い丸に近いものが写っていますが、あれが花桃の花びらなので、どんなに小さいか
わかっていただけるかな。)

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