『心の痛みを受けとめること』〓かっこちゃんの思い
2020-05-12



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作家の山元加津子さん、こと、かっこちゃんとは、数年前、ハワイの従姉の紹介で
知り合いました。(前回のブログに書いた従姉です。)
かっこちゃんは、長らく養護学校の先生をされていて、現在は石川県の森を拠点に、
執筆のかたわら、世界を飛び回って講演活動をしたり、映画を作ったり、
意識障害の人を支える白雪姫プロジェクトを推進したりと、マルチに活躍されています。
それなのに、びっくりするほど謙虚なのです。

従姉はホノルルでさまざまな方を呼んでイベントをしているのですが、
かっこちゃんをお呼びしたとき、わたしの姪と甥が自閉症スペクトラムだと話してくれて
その後、日本での講演会で、初めてお目にかかりました。

その時、プレゼントしてくださったのが『心の痛みを受けとめること』というエッセイ。
大切なお友だちを亡くした深い悲しみの中で書かれた作品で、
心に染み入る静謐でやさしい文章に、今井ちひろさんの透明感のあるイラストが
そっと寄り添っています。

かっこちゃんは毎日温かなメルマガを発行しているのですが、
先週、特に深く胸を打たれた一通がありました。
以下にご紹介しますね。
快く掲載をOKしてくださったかっこちゃん、ありがとうございます。)

☆  ☆  ☆

「大切なのは、感謝の気持と相手の心の痛みを思うこと」〓かっこちゃんのメルマガより

五月の初め、短い文章の原稿の依頼をいただきました。「新型コロナウィルスの差別
について」という題でということでした。

私はなかなか書けなかったのです。それはずっと悩んでいたというか、考えていた
ことがあったからです。
私が教員になったころは、もう40年も前なので、今とはずいぶん違っていました。
脳性麻痺で体が不自由になられた方が多くおられた学校でした。
子供達の障がいは、感染(うつ)ったりはしないのですが、触ると感染ると
いわれることが問題になっていて、そんな差別はいけないといわれていたのです。
私はそのとき、世の中には感染る病気もたくさんあって、その方は、「感染らないの


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